Jフロントが急落、22年2月期第2四半期と通期の業績予想の下方修正を嫌気

株式

2021/6/30 12:58

 J.フロント リテイリング<3086.T>が6日続落し、一時53円安の969円を付けている。29日引け後、22年2月期第2四半期(21年3-8月)と通期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

 第2四半期業績予想で、売上収益を1800億円から1650億円(前年同期比11.9%増)に引き下げ、営業損益は40億円の黒字から25億円の赤字(前年同期は206億3700万円の赤字)となる見込み。通期予想では、売上収益を3940億円から3650億円(前期比14.4%増)に、営業損益は110億円の黒字から55億円の黒字(前期は242億6500万円の赤字)に引き下げた。新型コロナ感染に関し、不確実性が高まっているなか、現時点で感染症拡大の収束時期や消費の回復時期を予測することは難しいなか、第1四半期(21年3-5月)決算および消費動向をふまえ見直しを行った。主に百貨店・SC事業の売上が当初想定を下回る見通しとなったことから、従来予想を引き下げた。

 22年2月期第1四半期(21年3-5月)の決算は、売上収益が740億9700万円(前年同期比16.8%増)、営業赤字38億1900万円(前年同期は271億300万円の赤字)だった。

 午後零時55分時点の株価は、前日比29円安の993円。

提供:モーニングスター社

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