パイプドHDが急騰で年初来高値を更新、業績予想の上方修正を好感

株式

2021/7/1 10:06

 パイプドHD<3919.T>が急騰し、一時313円高の2088円を付け、4月9日の年初来高値1962円を更新した。6月30日引け後に22年2月期第2四半期(21年3-8月)および通期の連結業績予想を上方修正し、好感された。

 第2四半期業績予想は、売上高が33億円から36億円(前年同期比21.0%増)、営業利益が6億3000万円から7億3000万円(同31.8%増)に引き上げられた。通期業績予想では、売上高が70億円から73億円(前期比11.9%増)、営業利益が14億円から15億円(同5.1%増)に上積みされた。第1四半期(21年3-5月)において、クラウドセグメントの情報資産プラットホーム「スパイラル」が、新型コロナウイルス感染症対策に関連する急を要するシステム案件の受注が好調に推移した。また、金融業界をはじめとした多くの業界でも、顧客接点のオンライン化やDX(デジタルトランスフォーメーション)需要が継続しており、カスタマイズを伴う案件が増えたことにより業績に寄与。広告セグメントおよびCRMソリューションセグメントでも大型案件に起因した業績の伸長が見られたことで、業績予想を見直した。

 同時に発表された第1四半期決算は、売上高が19億3500万円(前年同期比33.1%増)、営業利益が5億4900万円(同93.8%増)だった。

提供:モーニングスター社

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