(再送)エイベックスが年初来高値、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」継続、目標株価は1920円に

株式

2021/7/5 15:55

 エイベックス<7860.T>が3日ぶりに反発、59円高の1691円まで買われ、6月24日につけた年初来高値1669円を更新した。東海東京調査センターでは2日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は1450円から1920円に引き上げている。

 ライブ市場の回復に依存しない収益構造の確立を目指し、(1)IPの育成・強化(2)デジタル・マネタイズ機能の最大化戦略――を掲げており、IPの育成・強化についてはAwesome City Club、平井大などがサブスクヒットアーティストとして着実に育ってきているほか、NCT127、SnowManなど外部パートナーとのIP育成も順調な印象であるとしている。

 アニメIPは「キングダム第3シリーズ」始め期待の作品の投入が今後予定されており注目されるという。デジタル・マネタイズ機能の最大化についてはDFM(デジタル・ファンマーケティング)機能の一元化が進められており、今後の収益の最大化に期待したいとしている。22年3月期は、コロナ禍の影響が残ることや東京オリンピックの影響により収益本格回復には至らず、23年3月期以降から収益は本格的に回復するとみているという。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期22億6700万円(前期は62億7800万円の赤字、会社側計画は10億円)、23年3月期56億3300万円、24年3月期77億900万円と試算している。

 5日の終値は、前週末比55円高の1687円。

提供:モーニングスター社

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