ツインバードが一時急騰、FPSCの新規受注および第2四半期の業績予想を上方修正

株式

2021/7/9 10:54

 ツインバード工業<6897.T>が急騰し、一時114円高の1188円を付ける場面があった。8日引け後、FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)事業における新規受注、および22年2月期第2四半期(21年3-8月)連結業績予想を上方修正し、好感された。

 FPSC事業で、厚生労働省と「SC-DF25WL」(新型コロナウイルス感染症ワクチン用ディープフリーザー)について3億円の受注契約を締結。同機は、モデルナ製ワクチンの主な接種先である医療機関や職域接種会場などへの輸送・保管用に使用されるという。

 今回の厚生労働省からの受注を受け、第2四半期業績予想を見直し、売上高を72億円から73億7000万円(前年同期比40.7%増)に、営業損益は4億円の黒字から7億1000万円の黒字(前年同期は9700万円の赤字)に引き上げた。

 未定としていた22年2月期の業績予想は、売上高137億9000万円(前期比10.3%増)、営業利益8億2000万円(同34.7%増)とした。家電製品事業は、原材料や海上運賃などの海外製造における原価高騰の影響を受けることが予想されるものの、戦略商品の導入や、パートナーシップ契約を締結した博報堂(東京都港区)との協業によるTWINBIRDブランド価値向上のための戦略投資効果を見込む。

 午前10時50分時点の株価は、前日比10円高の1084円。

提供:モーニングスター社

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