石油関連株が急落、OPECプラスの減産合意で需給不安が後退しWTI価格が急反落

株式

2021/7/20 10:51

 石油関連株が急落し、東証業種別株価指数で鉱業株が下落率トップとなっている。INPEX<1605.T>が前日比38円安の755円、石油資源<1662.T>が同71円安の1796円を付け、1月4日の年初来安値1825円を割り込む場面もみられた。石油石炭製品株も下落率の上位で、出光興産<5019.T>が同57円安の2559円、ENEOS<5020.T>が同13.9円安の447.5円を付けている。

 OPEC(石油輸出国機構)とロシアなどの産油国を加え構成されるOPECプラスは18日、協調減産幅を8月から日量40万バレル縮小することで合意。需給不安が後退し、現地19日のNY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が急反落したことが嫌気された。

 午前10時50分時点の株価は、INPEXが前日比30円安の763円、石油資源が同44円安の1823円。出光興産が同38円安の2578円、ENEOSが同8.6円安の452.8円となっている。

提供:モーニングスター社

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