中外薬が一時急伸、新型コロナの抗体カクテル療法「ロナプリーブ」が特例承認を取得

株式

2021/7/20 14:42

 中外製薬(中外薬)<4519.T>が急伸し、一時84円高の4233円を付けている。同社は19日、抗体カクテル療法「ロナプリーブ点滴静注セット」について、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、厚生労働省から医薬品医療機器の特例承認を同日付で取得したと発表した。

 「ロナプリーブ」は、新型コロナウイルスに対する2種類のウイルス中和抗体「カシリビマブ」および「イムデビマブ」を組み合わせ、治療および予防を目的として、米リジェネロン社により創製された。同社の提携先のロシュ社が、20年8月にリジェネロン社と製造、開発、販売について共同で実施することを発表し、同年12月に、同社が日本における開発権および独占的販売権をロシュ社から取得した。現時点において、「ロナプリーブ」は日本以外の国では薬事承認されていない。国内における「ロナプリーブ」の供給は、日本政府との合意に基づき、21年分が確保されているという。

 午後2時40分時点の株価は、前日比22円高の4171円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ