<米国株情報>J&Jと流通3社、オピオイド中毒めぐる訴訟で近く和解か

株式

2021/7/21 10:19

 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ>は、医療用麻薬「オピオイド」の中毒問題をめぐり、医薬品流通3社と合計260億ドル(約2兆8600億円)の和解金を支払うことで原告側と今週中にも合意する見通しだ。米経済情報専門サイトのマーケットウォッチなどが19日、関係者の話として伝えた。

 J&Jは、ピオイド入りの同社製鎮痛薬「オキシコドン」の乱用により1999年から19年までの過去18年間に全米で約50万人が死亡したとして、全米各地で数千件にも及ぶ訴訟が起こされている。これらの訴訟に対し、J&Jと流通3社は総額260億ドルの和解金の支払いを提示していた。マッケソン<MCK>とカーディナル・ヘルス<CAH>、アメリソースバーゲン<ABC>の流通3社が計210億ドル、J&Jが50億ドルを支払う予定。

 J&Jは6月、同様の訴えを起こしていたニューヨーク州に2億3000万ドル(訴訟費用含めると2億6300万ドル)の和解金を9年間の分割払いで支払うことで合意している。また、オキシコドンの製造と販売を全米で恒久的に中止することでも合意した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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