<米国株情報>テスラ、第2四半期は純利益が初の10億ドル超え

株式

2021/7/27 10:22

 電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA>が26日引け後、21年12月期第2四半期(4-6月)の決算を発表。売上高は前年同期比で約2倍の119億6000万ドル、純利益は11億4000万ドル(前年同期は1億400万ドル)と、大幅な増収増益を達成した。同社の純利益が四半期ベースで10億ドルを突破するのは初めて。希薄化後1株当たり利益(EPS)は1.02ドル(0.10ドル)、一時的項目を除いた調整後のEPSは1.45ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 今後の見通しについては、EV用バッテリーの供給不足などを受けて、商業用トラックの生産開始時期を22年に先送りする代わりに、テキサス州の「ギガファクトリー」での電動ピックアップトラックとクロスオーバーSUV(スポーツ用多目的車)の生産およびドイツの「ギガファクトリー」でのモデルYの生産を予定通り年内に開始する。

 また、暗号資産(仮想通貨)のビットコイン投資関連で2300万ドル相当の評価損を計上したことも明らかにした。4月に保有するビットコインの一部を売却し、1億100万ドルの利益を上げているが、その後、ビットコイン相場が下落したため、市場では7500万ドルの損失を予想していた。

 テスラの株価は26日の時間外取引で、日中終値比1.02%高の664.30ドルとなった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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