タムロンが小幅高、岡三証は「強気」継続、目標株価は3000円に引き上げ

株式

2021/8/26 15:55

 タムロン<7740.T>が小幅高。岡三証券では25日付で、投資判断「強気」を継続、目標株価は2700円から3000円に引き上げている。

 21年12月期は、コロナ禍で苦戦した20年12月期と比較し、フルサイズミラーレスを中心としたカメラ市場の改善を想定しており、同社の自社ブランドレンズの回復を見込んでいる。さらに、ミラーレスフルサイズのラインナップ拡充を続けているキヤノン<7751.T>やニコン<7731.T>向けのタムロンブランドレンズの投入が期待される局面と考えるとコメント。加えて、中・長期的な成長に向け車載カメラ用レンズや、監視カメラ用レンズなどの拡大による成長ストーリーの具現化が今後のカタリストになると予想している。

 同証券では21年12月期連結業績を、売上高589億円(前期比22%増、従来572億円、会社側計画は570億円)、営業利益73億円(同2倍、同59億円、同59億円)と試算。第2四半期(21年4-6月)までの進ちょくなどを考慮し、従来予想から引き上げている。コロナ禍で厳しかった20年12月期と比べ、各セグメントにおいて需要回復を想定しているほか、人員適正化などによる収益性改善を見込んでいる。

 26日の終値は、前日比64円高の2612円。

提供:モーニングスター社

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