インテージHDが4日続伸、モーニングスターは成長投資の積極化を評価

株式

2021/8/27 9:13

 市場調査大手のインテージホールディングス<4326.T>が4日続伸。モーニングスターが27日付レポートを掲載し、投資を積極化させることで成長戦略の早期実現を目指す方針を前向きに評価した。

 消費財・サービス分野の市場調査では、コア事業(リサーチ)の盤石化に加え、事業拡張(脱リサーチ・販促事業)により利益最大化を追求。基幹商品「SCI(全国消費者パネル調査)」についてもM&A(企業の合併・買収)の相乗効果で刷新し、将来的に「CX(カスタマーエクスペリエンス)マーケティングプラットフォーム」の確立を目指すという。

 21年6月期の連結営業利益は44億2100万円(前期は変則決算、前年同期間比20.8%増)と、コロナ禍発生前以上の水準を回復。22年6月期予想は連結営業利益34億円(前期比23.1%減)だが、新規連結子会社ののれん償却や赤字の取り込み、他社との協業に伴う既存サービスのブラッシュアップ、ヘルスケア分野でのデジタルシフトや人材育成などの費用を優先する。

 モーニングスターは投資判断「ニュートラル」を継続。前回レポート掲載時(21年2月)から想定以上にコロナ禍の影響を抑制できたことを反映し、想定株価レンジは1100-1300円を1300-1500円に見直している。

 午前9時9分時点の株価は前日比20円高の1485円。

提供:モーニングスター社

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