<特集>好需給銘柄マーク(4)=スミダ―底堅い動きにシフト、割り負け感も

株式

2021/8/27 17:14

 スミダコーポレーション<6817.T>はマーク続行の対象になる。8月20日申し込み現在の信用取引残高は買い残16万株強、売り残15万株強とほぼ均衡。同日報告分の株券等貸借週末残高によると、カラ売りポジションにつながる貸付残高が有担保分で約15万株となっており、買い戻し思惑がくすぶっている。

 同社は7月30日引けに21年12月期の連結業績予想を上方修正し、週明け8月2日に株価は年初来高値1520円に浮上した経緯があるが、その後は1300円を割り込み、調整足を引きずっている。ただし、13週移動平均線にタッチした後は、底堅い動きにシフトしつつあり、下値支持線として意識される。業績回復基調にPER11倍台、PBR0.9倍台と割り負け感もあり、きっかけ1つで見直し買いを誘う可能性が高い。

 ちなみに、21年12月期業績予想は、売上高が前回予想の940億円から1020億円(前期比20.8%増)、営業利益が同35億円から55億円(同93.8%増)に引き上げられた。新型コロナウイルス感染症からの回復が早い中国で需要が回復し、EV(電気自動車)/xEV(電動車)関連の市場拡大や、再生可能エネルギー関連の太陽光発電関連設備等における好調推移などにより、業績予想を見直した。

提供:モーニングスター社

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