モロゾフが一時急伸、22年1月期第2四半期と通期の利益予想の上方修正で買い人気

株式

2021/8/30 14:43

 モロゾフ<2217.T>が急伸し、一時120円高の5550円を付ける場面がみられた。前週末27日引け後、22年1月期第2四半期(21年2-7月)と通期の連結利益予想を上方修正し、買い人気を集めた。

 第2四半期業績予想で、売上高は122億4000万円から122億1000万円(前年同期比5.7%増)に引き下げたものの、営業損益を2億6000万円黒字から5億4000万円の黒字(前年同期は1億3400万円の赤字)に引き上げた。売上高はほぼ想定通りとなるが、損益面では計画的・効率的な生産体制の構築、店舗の人員体制の最適化、経費の削減などが寄与する。通期予想では、売上高を265億円から262億5000万円(前期比2.3%増)に引き下げたが、営業利益は8億6000万円から12億4000万円(同65.1%増)に増額した。売上高は、足元で新型コロナウイルス「デルタ株」が急拡大しているものの、10月以降はワクチン接種率が徐々に上がることで、個人消費は回復傾向に向かうとみている。利益面では、中間期の修正および下期の売上高の減少、原材料費や物流コストの上昇などの影響を織り込んだ。

 午後2時42分時点の株価は、前週末比60円高の5490円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ