伊藤忠、JERA、三菱パワー、洋エンジとバイオマスを原料とした代替航空燃料の製造技術の確立で取り組み

株式

2021/8/31 16:18

 伊藤忠商事<8001.T>は30日、JERA(東京都中央区)、三菱重工業<7011.T>グループの三菱パワー、東洋エンジニアリング<6330.T>と共同で、木質バイオマスを原料としたガス化FT合成による商業規模の持続可能な代替航空燃料(SAF)の製造技術の確立およびサプライチェーン構築に取り組むと発表した。

 同事業は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受け、国内における将来のSAF供給の一端を担う、バイオマス由来の航空燃料を早期に市場に流通させるために必要な条件、施策、技術的課題を検討するもの。事業期間は21年度から24年度の約4年間で、21年度から約2年間の事業化可能性調査を行う。その結果を踏まえ、実証設備の建築やサプライチェーン構築に向けた準備フェーズへの移行を判断するという。

 ガス化FT合成とは、木質セルロースなど固形物をガス化炉で水蒸気および少量の酸素と反応させて一酸化炭素と水素を生成し(ガス化)、触媒を用いたFT反応器で液体炭化水素(燃料)に合成する技術。

 31日の終値は、前日比15円高の3311円。

提供:モーニングスター社

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