<米国株情報>AMC、豪マッコーリーが投資判断を引き下げ

株式

2021/9/3 10:07

 米映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングス<AMC>の株式投資判断が1日、豪金融大手マッコーリー・グループによって「ニュートラル(ベンチマークと同じ組入比率)」から「アンダーパフォーム」(売り)に引き下げられたと、米経済情報専門サイトのマーケットウォッチが伝えた。これを受け、AMCの株価は前日終値比7.3%安の43.69ドルと急反落したが、2日は買い戻し優勢の展開で同1.58%高の44.38ドルと反発した。

 マッコーリー・グループの米国株投資リサーチ部門のチャド・バイノン氏は、21年下期から23年末までの米国内の興行収入を下方修正し、業績回復が遅れるとした上で、オンライン掲示板「レディット」のスレッド「r/WallStreetBets」に呼応し、投機を仕掛ける、いわゆる、「ミーム投資家」から強い影響を受け続けると指摘し、投資判断を引き下げた。

 同氏は最近の1週間の興収が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前の19年水準を30%超下回っているとし、21年の国内の興収は会社予想の約52億ドルを下回る44億ドルとし、23年末までフリーキャッシュフローが発生しないと見ている。AMCの向こう12カ月間の目標株価も、現在より約86%安い6ドルに据え置いた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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