日水が年初来高値、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は750円に引き上げ

株式

2021/9/3 16:00

 日本水産<1332.T>が続伸、21円高の627円まで買われ、8月4日につけた年初来高値617円を更新した。SMBC日興証券では2日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は650円から750円に引き上げている。

 同証券では業績予想と目標株価を引き上げ、「1」を継続するとしている。国内養殖は赤字体質から脱却、コンビニ向け食品チルドも損益分岐点を引き下げ黒字に転換、そして、北米食品は生産性の向上と製品カテゴリーの拡大で利益率が大きく上昇、成長ビジネスへと化しているとコメント。さらに、22年3月期は水産相場も反転しており、外部環境も追い風と指摘。今後はEPA事業の利益貢献化により、収益体質がさらに改善に向かうと予想している。PERは足元11倍と、おおむね過去平均並みも、バリュエーションが是正される可能性は高いとしている。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期230億円(前期比27%増、従来208億円、会社側計画は200億円)、23年3月期255億円(従来238億円)、24年3月期273億円、25年3月期283億円、26年3月期296億円と試算している。

 3日の終値は、前日比18円高の624円。

提供:モーニングスター社

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