JPXが急騰、後場の取引時間の延長が報じられ取引量の拡大期待が先行

株式

2021/9/6 11:08

 日本取引所グループ(JPX)<8697.T>が急騰し、一時160.5円高の2883.5円を付けている。前週末3日、報道各社は、東京証券取引所(東証)が投資家の利便性を高めるため、一日の取り引きの終了時間を今より30分延ばす方向で最終的な調整に入ったと報じた。取引量の拡大期待から、買いが先行したようだ。

 報道によると、東証は現在、昼休みを除いて午前9時から午後3時までとしている取引時間を午後3時30分まで延長する方向で最終的な調整に入った。次の大規模なシステム改修に合わせ、3年後の実施を目指すという。後場の取引時間が延長された場合、1954年に午後2時から同3時に変更されて以来、約70年ぶりとなる。

 同社では、取引時間に関しては、30分の延長、数時間の延長など、延長するとした場合という前提のもと、市場機能強化に向けた検討ワーキンググループで精力的に議論しているが、現時点で決定していることはないとしている。

 午前11時5分時点の株価は、前週末比139.5円高の2862.5円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ