クロスプラスが急落し一時ストップ安、22年1月期と通期の業績予想の下方修正を嫌気

株式

2021/9/6 14:32

 クロスプラス<3320.T>が急落。一時300円ストップ安の796円を付け、8月5日の年初来安値935円を大きく割り込んだ。前週末3日引け後、22年1月期と通期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

 第2四半期決算業績予想で、売上高を295億円から286億円(前年同期比10.4%増)に、営業損益を6億円の黒字から2億1000万円の黒字(前年同期は1億600万円の赤字)に引き下げた。売上高は、衣料品販売のアパレル卸売で、郊外型専門店や無店舗向けの販路を中心に回復基調となっている一方、外出自粛による来店客数の減少を要因に、百貨店や大型量販店の店頭販売の回復遅れが響いた。通期予想では、売上高を620億円から600億円(前期比6.3%減)に、営業利益を22億円から6億円(同72.1%)に減額し、一転して大幅な営業減益となる見込みとした。第2四半期までの業績予想を織り込むとともに、度重なる緊急事態宣言の発出の影響や今後新型コロナウイルス感染症の影響が今期期末まで及ぶと見込んでいる。

 午後2時30分時点の株価は、前週末比287円安の809円。

提供:モーニングスター社

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