明日の日本株の読み筋=下値限定か、次期政権の政策期待は引き続き支え

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株式

2021/9/6 16:30

 あす7日の東京株式市場は、下値限定の相場付きか。前週末に菅義偉首相が退陣を表明し、次期政権の経済政策への期待感が連日の相場上昇につながったが、この要因は引き続き支えとして意識される。6日の日経平均株価は6連騰し、2万9659円(前週末比531円高)引けとなり、短期間で2000円超の大幅上昇を演じたことで、利益確定売りや戻り売りへの警戒感もあるが、「下がれば、乗り遅れた投資家の買いが入るとみられる」(中堅証券)との見方も出ている。

 需給面では、今週末の株価指数先物・オプション9月限のSQ(特別清算指数)算出に絡み、先物買いが強まったとの読みもあり、先物買いへの思惑が尾を引く可能性もある。むろん、新型コロナウイルス問題は依然として不透明ながら、東京では新規感染者数にピークアウト感があり、ワクチン接種率も着実に上昇していることで、先行きの経済活動の正常化をにらむ動きも指摘されている。

提供:モーニングスター社

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