<米国株情報>アイルランドの格安航空ライアンエアー、「ボーイング737MAX」発注交渉打ち切り

株式

2021/9/8 10:22

 アイルランドの格安航空会社ライアンエアーは6日、航空・宇宙機器大手ボーイング<BA>の「737MAX」シリーズのなかで最も胴体が長い「MAX10」の新規発注をめぐり、購入価格で折り合わず、交渉を打ち切ったことを明らかにした。

 ライアンエアーは20年に737MAXを75機購入しており 米国以外の航空会社としてはボーイングの最大の顧客となっている。両社は10カ月にわたり交渉を続けたが、売値と買値の価格差が埋まらず、平行線となっていた。

 ライアンエアーのマイケル・オレアリーCEO(最高経営責任者)は交渉打ち切り後、声明文で、「デルタ航空<DAL>などがエアバスに新規発注したことで分かるように、ボーイングは価格設定について楽観的過ぎる」と指摘した。

 ただ、ライアンエアーでは21年から25年まで200機の737MAXを納入する方針を変えていない。市場では今回の新規発注交渉の成否が737MAXに対する信頼性を測る尺度とみていた。

 ボーイングの株価は7日、前週末比1.8%安の214.24ドルと続落して引けた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ