アイロムGが急騰、ヒトES細胞/iPS細胞から骨格筋細胞の迅速な分化誘導に成功

株式

2021/9/14 10:24

 アイロムグループ(アイロムG)<2372.T>が急騰し、一時124円高の2373円を付けている。13日引け後、100%子会社のIDファーマが、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)および理化学研究所との共同研究で、IDファーマの基盤技術であるセンダイウイルスベクターを用いて、ヒトES細胞/iPS細胞から骨格筋細胞を迅速に分化誘導することに成功したと発表、買い人気を集めた。

 今回の研究では、温度感受性センダイウイルスベクターを用いて転写因子Myod1を導入し、ヒトES細胞/iPS細胞から骨格筋細胞を迅速に分化誘導することに成功。また、この分化過程において熱ストレスが骨格筋細胞への分化誘導効率と成熟度を促進することも明らかにしたという。

 温度感受性センダイウイルスベクターとは、遺伝子配列に工夫がなされており、高温培養を経ることで細胞内から速やかに除去される性質をもったセンダイウイルスベクター。

 午前10時23分時点の株価は、前日比93円高の2342円。

提供:モーニングスター社

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