<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年インフレ見通しを8.45%上昇に引き上げ

新興国

2021/9/28 10:01

 ブラジル中央銀行が27日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の8.35%上昇から8.45%上昇に引き上げられた。引き上げは25週連続、1カ月前の予想は7.27%上昇だった。22年の見通しも前週予想の4.10%上昇から4.12%上昇に引き上げられた。引き上げは10週連続、1カ月前の予想は3.95%上昇だった。

 21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比5.04%増に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は5.22%増だった。22年の見通しは前週予想の1.63%増から1.57%増に引き下げられた。引き下げは4週連続、1カ月前の予想は2.00%増だった。

 21年末時点の政策金利見通しは前週予想の8.25%に据え置かれた。1カ月前は7.50%だった。22年末時点の見通しも前週予想の8.50%に据え置かれた。1カ月前は7.50%だった。次回10月26-27日会合時点の見通しも前週予想の7.25%に据え置かれた。据え置きは3週連続となった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.20レアルに据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は5.15レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の5.23レアルから5.24レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前は5.20レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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