<特集>下期の活躍期待銘柄(4)=OUGHD―後半戦に向け採算改善方向、割り負け感も

株式

2021/10/1 16:53

 OUGホールディングス<8041.T>に狙い目がある。22年3月期は営業利益22億円(前期比60.1%増)と大幅増益を見込む。水産物荷受事業は、内食関連販売の堅調な推移に加え、売上総利益率が上昇。市場外水産物卸売事業は、主要な取引先である外食・ホテル関連の販売が前期の大幅な落ち込みからは徐々に回復傾向にあり、量販店関連の販売も健闘している。また、養殖事業は、前期に大きく落ち込んでいた外食・輸出関連の販売が徐々に復調し、総じて後半戦に向けて採算改善の方向にある。中期経営3カ年計画では、最終年度の24年3月期には営業利益29億円を目指しており、中期利益成長力も見逃せない。

 株価は、9月8日に年初来高値3020円を付けた後、調整を強いられているが、PER10倍割れでPBR0.6倍台と割り負け感は強く、逆張り妙味がある。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ