工作機械受注、9月は前年比71%増で3年ぶり高水準に

株式

2021/10/11 16:12

 日本工作機械工業会が11日に発表した9月の工作機械受注(速報値)は、総額が前年同月比71.9%増の1446億円だった。前月比では14.8%増と2カ月ぶりに拡大し、2018年9月(1534億円)以来の高水準となった。

<外需上向き、内需は500億円台に>

 前月は中国向けが季節要因で弱含んだものの、「需要は底堅い」(大手メーカー)。外需は870億円(前年同月比61.7%増、前月比7.0%増)に伸びた。また、補助金効果もあり堅調な内需は576億円(前年同月比90.2%増、前月比29.1%増)に拡大した。500億円超えは2年9カ月ぶり。

 外需の持ち直しは工作機械株にとって好材料とみられる。また、8日に出たFA(工場自動化)機器大手の安川電機<6506.T>の6-8月受注も、過去最高だった前四半期と同水準を維持している。

 関連銘柄はツガミ<6101.T>やオークマ<6103.T>、芝浦機械<6104.T>、牧野フライス製作所<6135.T>、ファナック<6954.T>など。また、内需に強いアマダ<6113.T>や不二越<6474.T>にも注目したい。

提供:モーニングスター社

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