<新興国eye>トルコ政府、中銀副総裁2人と委員1人を電撃解任―利下げ反対派を一掃か

新興国

2021/10/15 10:54

 トルコ政府は14日、大統領令に基づき、中央銀行のセミ・トゥメン氏とウグル・ナムク・クチュク氏の両副総裁とMPC(金融政策委員会)のアブドラ・ヤバス委員を電撃解任した。地元紙デイリー・サバ(電子版)などが伝えた。

 新副総裁にはタハ・カクマク氏、MPC委員にはユスフ・トゥナ氏がそれぞれ指名された。解任前日の13日夕、エルドアン大統領はシャハブ・カヴジュオール中銀総裁と会談を行っていた。

 中銀は9月23日の金融政策決定会合で、金融引き締めが行き過ぎたと判断し、景気回復リスクを緩和するため、主要政策金利である1週間物レポ金利を19.00%から18.00%に1.00ポイント引き下げ、市場のサプライズとなったが、今回解任されたクチュク前副総裁は利下げに反対したと言われている。ヤバス氏は米国で新型コロナに感染したため、投票しなかった。

 この解任劇を受け、通貨トルコリラがドルに対し、急落した。市場ではエルドアン大統領が主張している、景気刺激のための利下げに反対する勢力が一掃されたとみている。

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提供:モーニングスター社

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