リョービが急落し年初来安値、21年12月期連結業績予想の下方修正を嫌気

株式

2021/10/20 13:26

 リョービ<5851.T>が急落し、一時87円安の1185円を付け1月29日の年初来安値1190円を割り込んだ。19日引け後、21年12月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

 21年12月期業績予想で、売上高を2110億円から2020億円(前期比)に引き下げ、営業損益は23億円の黒字から18億円の赤字(前期は17億8900万円の赤字)に修正した。前回の予想時点では、ダイカスト事業の得意先である自動車メーカーからの受注が回復しつつあることを考慮し予想を立てていた。ただ、国内外各地域での半導体不足に加え、新型コロナウィルス感染症再拡大に伴う、東南アジア地域を中心とした自動車部品の製造が滞ったことで、自動車メーカーが生産調整を実施したことなどの影響を織り込んだ。

 午後1時25分時点の株価は、前日比38円安の1234円。

提供:モーニングスター社

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