<米国株情報>アメリカン航空は反発、第3四半期のEPSが市場予想上回る

株式

2021/10/22 10:26

 アメリカン航空グループ<AAL>の株価が21日、前日比1.90%高の19.89ドルと反発した。取引時間中には3営業日ぶりに20ドル台に乗せる場面があった。同日寄り付き前に発表した21年12月期第3四半期(7-9月)の決算で1株当たり損益が市場予想を上回ったことが好感された。

 第3四半期の売上高は前年同期比2.8倍の89億6900万ドルとなり、最終損益は1億6900万ドルの黒字(前年同期は23億9900万ドルの赤字)、希薄化後の1株当たり損益(EPS)25セントの黒字(同4.71ドルの赤字)に転換。政府からの約10億ドルの従業員給与支援金などの一時的要因を除いた調整後EPSは0.99ドルの赤字となったが、市場予想の1ドル超の赤字ほど悪化しなかった。

 売上高のうち、旅客収入は前年同期比3.1倍の79億5700万ドル、貨物輸送収入は同60%増の3億3200万ドルだった。キャパシティー(輸送能力)を示す座席マイル(ASM)は前年同期比98.6%増で、国内線が同76.9%増、国際線が同3.3倍となった。国際線は短距離ルートが中心。資金繰りについては、9月末の手元流動性(現金と現金同等の資産額)が180億ドルとなっている。

 第4四半期(10-12月)の業績見通しについては、売上高予想は、コロナ禍前の19年同期比で約20%減、輸送能力を19年同期比で11-13%増と予想した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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