<米国株情報>アルファベット、アップルの影響限定的で第3四半期は堅調も株価は下落

株式

2021/10/27 10:33

 インターネット検索大手グーグル親会社のアルファベット<GOOGL>は26日引け後に発表した第3四半期(7-9月)の決算を発表。売上高は前年同期比41%増の651億1800万ドル、純利益は同68%増の189億3600万ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)は同71%増の27.99ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 グーグルがパートナーサイトなどに支払うトラフィック(通信量)獲得コスト(TAC)は同41%増の114億9800万ドルで、これを除いた売上高は536億2000万ドルとなる。

 売上の大半を占めるグーグルの広告収入は同43%増の531億3000万ドルだった。また、動画共有サービス「YouTube(ユーチューブ)」の広告収入も同43%増の72億500万ドルと好調だった。フェイスブック<FB>のようにアップル<AAPL>が4月にリリースした「iOS14.5」が広告収入を圧迫すると懸念されていたが、アルファベットへの影響は限定的だった。

 クラウド事業は同45%増の49億9000万ドル、クラウドコンピューティングサービスやスマートフォン「ピクセル」などのハードウエアを含む「その他収入」は同23%増の67億5400万ドルだった。自動運転車を開発しているウェイモを含むアザー・ベッツ部門は同2%増の1億8200万ドルだったが、営業赤字を計上している。

 決算は良好だったものの、アルファベットの株価は26日の夜間取引で、日中終値比0.78%安の2764.50ドルとさえなかった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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