京セラが急騰、22年3月期連結業績予想の上方修正と配当の増額で買い人気

株式

2021/11/2 10:51

 京セラ<6971.T>が急騰し、一時397円高の7186円を付けている。1日引け後、22年3月期の連結業績予想(IFRS)の上方修正と、未定としていた中間期および期末配当で増額の見込みを示し、買い人気を集めた。

 22年3月期業績予想で、売上高を1兆7300億円から1兆7500億円(前期比14.6%増)に、営業利益を1170億円から1460億円(同2.1倍)に引き上げた。第2四半期(21年4-9月)において、部品事業を中心に期初の想定を上回って推移。第3四半期(10-12月)以降も、引き続き5Gや半導体関連市場向け部品の高水準な需要を見込んでいる。22年3月期第2四半期(21年4-9月)の決算は、売上高が8763億3700万円(前年同期比25.9%増)、営業利益が756億7900万円(同3.1倍)だった。

 未定としていた配当については、中間期が90円(前期実績60円)に決定し、期末配当予想については90円(同80円)に増額するとした。年間配当は180円(同140円)となる見込み。

 午前10時50分時点の株価は、前日比387円高の7176円。

提供:モーニングスター社

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