テンポイノベ、22年3月期の第2四半期累計決算を発表、事業に力強さ戻り増収増益

株式

2021/11/2 15:55

 テンポイノベーション<3484.T>が2日大引け後、2022年3月期の第2四半期累計(4-9月)決算を発表した。

 単体売上高は56億6700万円(前年同期比9.5%増)、営業利益は4億4100万円(同52.0%増)、経常利益は4億6800万円(同40.1%増)、純利益は3億1700万円(同43.7%増)だった。

 転貸借物件数の増加と不動産売買事業における物件売却による収益積上げなどにより、増収増益を確保した。特に利益面では営業利益以下の各段階利益が前年同期比40%を上回る大幅増となるとともに、営業利益率は前年同期比から2.2ポイント増の7.8%と好調に推移した。

 事業上の指標においても力強さが確認できる。成約数(転貸借契約を締結した数)は第2四半期(4-9月)で191件と、前年同期の124件から50%以上増加した。また、転貸借物件の解約数では第2四半期で18件と、前年同期の65件から大幅に減少しており、コロナ前の水準に回復していることが見てとれる。

 22年3月期の通期業績は期初予想を据え置き、売上高113億3400万円(前期比9.6%増)、営業利益8億1400万円(同11.3%増)、経常利益8億7000万円(同3.4%増)、純利益5億9500万円(同3.4%増)を見込んでいる。第2四半期累計の通期業績予想に対する進ちょく率は売上50.0%、営業利益54.3%、経常利益53.8%、純利益53.4%と順調。コロナワクチン接種の普及などを背景に、今後経済活動の正常化が進むことになれば、同社事業にとっても追い風となろう。

提供:モーニングスター社

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