コニカミノルが続急落、22年3月期業績予想の下方修正を嫌気

株式

2021/11/4 13:03

 コニカミノルタ<4902.T>が続急落し、一時57円安の503円を付けた。2日引け後、22年3月期の連結業績予想(IFRS基準)を下方修正し、嫌気された。

 22年3月期業績予想は、売上高が9400億円から8900億円(前期比3.1%増)、営業損益が360億円の黒字から120億円の黒字(前期は162億6600万円の赤字)に減額された。半導体等部材供給ひっ迫の影響を大きく受け、今期後半において自社製品の顧客への供給が実需に対して7割程度に留まると予想されるため、デジタルワークプレイス事業への影響が予想される。加えて、同社トナー工場で発生した爆発事故を受けての工場稼働停止と新生産方式による再稼働から生産能力回復まで、今期後半においてトナー生産量が実需の75%程度と予想されることから、特にプロフェッショナルプリント事業において既存顧客にトナーを優先供給するため、新規の機器販売やノンハード売上への影響が見込まれる。

 同時に発表した第2四半期(21年4-9月)決算は、売上高が4451億400万円(前年同期比15.7%増)、営業損益が15億6300万円の赤字(前年同期は278億7600万円の赤字)だった。

提供:モーニングスター社

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