JALUXがストップ高カイ気配、JALと双日が共同出資会社を通じて1株2560円でTOBへ

株式

2021/11/4 14:23

 JALUX<2729.T>(監理)が400円ストップ高の2106円カイ気配。日本航空(JAL)<9201.T>と双日<2768.T>は2日引け後、共同出資(比率はそれぞれ50.50%と49.50%)のSJフューチャーホールディングス(東京都千代田)を通じて1株2560円でTOB(株式公開買付け)を実施すると発表し、TOB価格にサヤ寄せする動きとなっている。JALUXは同日、TOBに賛同の意を表明した。JALUXは両社それぞれの持分法適用会社で、現在はJALが21.56%、双日が22.22%を保有している。

 買収総額は約156億円を予定。22年2月上旬頃をメドに公開買付けを開始することを目指し、JALUXはJALの連結子会社となる予定。買付予定数の上限を設定していないため、JALUXは上場廃止となる可能性がある。同社の非公開化による経営効率の向上・構造的な利益相反関係の解消が、JALの非航空領域の拡大、双日の非資源分野の強化、およびJALUXの非航空・空港領域の分野の強化という各社の戦略の方向性に合致し、それぞれの株主に対して最善の選択であるとの結論に至った。

提供:モーニングスター社

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