<米国株情報>EV開発ベンチャーのリビアン、IPOでの調達額1兆円超

株式

2021/11/12 10:36

 オンライン小売大手アマゾン・ドットコム<AMZN>や自動車大手フォード・モーター<F>が出資している電気自動車(EV)開発ベンチャー企業のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が10日、ナスダック店頭市場でIPO(新規株式公開)を実施し、約119億ドル(約1兆3400億円)の資金を調達した。

 初値は公開価格78ドルを36.9%上回る106.75ドルだった。一時は公開価格比で50%超上昇し、時価総額は1000億ドルを突破。出資元のフォードや、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ<GM>を抜く場面もあった。IPO実施後で、アマゾンの持ち株比率は18.9%、フォードは12.1%となっている。

 リビアンは9月からイリノイ州で、ピックアップトラックの「R1T」の生産・納車を開始しており、12月には7人乗りSUV(スポーツ用多目的車)の「R1S」の生産を開始する予定。また、リビアンに取締役を送っているアマゾンは、25年までにリビアンから全世界で使用する10万台のEDV(商用バン型の電気自動車)の提供を受ける計画。早ければ12月から3タイプのEDVが引き渡される。

 リビアンは09年に創業したが、EV開発投資が先行しているため、21年1-6月期の最終損益は9億9400万ドルの赤字、20年(通期)は10億2000万ドルの赤字を計上している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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