<15日の動意株>ETSHDが反発、今期大幅増益予想やM&Aを好感

株式

2021/11/16 7:33

 電気工事のETSホールディングス<1789.T>が小幅に反発してスタートした。前週末比38円高の805円を付けた。12日は前9月期の業績計画下ブレを嫌気し急落していたが、同日引け後に発表した今期の予想では営業利益の大幅拡大を見込む。また、新たなM&A(企業の買収・合併)を打ち出した。

 今期の営業利益の計画は3.8億円(前期比46.1%増)。基幹送電線工事の案件が継続する中で、売上高は68.6億円(同40.0%増)に膨らむ見通し。前期に伸び悩んだ設備工事も復調を視野に入れる。

 前期は営業利益が2.6億円(前々期比74.5%増)に拡大したものの、計画の3.5億円には届かなかった。これを受けて、12日の株価は大きく値下がりしていた。

 15日は今期予想を好感した見直し買いが先行している。また、同社は空調、電気工事などを手掛けるユウキ産業(大阪府)の買収も明らかにした。9月に発表した同業の岩井工業所(岡山市)のM&Aに続く案件。岩井工業所については今期の業績予想に収益の上乗せを織り込んでいる一方、ユウキ産業は計画に反映していないようだ。

 15日の終値は、前週末比38円高の805円。

提供:モーニングスター社

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