<米国株情報>ギャップが急落、第3四半期は赤字転落―サプライチェーン問題や運送遅延で

株式

2021/11/24 12:51

 衣料品小売チェーン大手ギャップ<GPS>が23日の夜間取引で、日中終値比16.25%安の19.69ドルと急落した。22年1月期第3四半期(21年8-10月)で最終赤字に転落したことが嫌気された。

 23日引け後に発表した第3四半期の決算は、売上高が前年同期比1.3%減の39億4300万ドル、最終損益が1億5200万ドルの赤字(前年同期は9500万ドルの黒字)に転落。調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は0.27ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を下回った。

 業績悪化は、サプライチェーンのボトルネック(制約による品不足)が主な要因。ギャップでは、全商品の約30%を生産しているベトナムなどの海外工場がコロナ禍で長期間閉鎖されたことに加え、運送遅延により商品在庫が不足し、消費需要に追い付かなかったとしている。

 22年1月期の通期業績見通しについては、売上高の伸び率を従来の前期比30%増から20%増に、調整後EPSを同2.10-2.25ドルから1.25-1.40ドルに下方修正した。第4四半期もサプライチェーンの問題が続く見通し。ボトルネックによる売上へのマイナス影響は年間で5億5000万-6億5000万ドルと見込んでいる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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