AB&Cが急騰後に下げ転換、今期は大幅増益見通しに初配当実施も買いは一時的

株式

2021/12/16 9:57

 AB&Company<9251.T>が一時急騰し139円高の1609円を付ける場面があったが、その後は下げに転じている。15日引け後、21年10月期連結決算(IFRS基準)と22年10月期業績予想を発表、今期は大幅増益を見込み初配当を実施するとし、朝方は評価機運が高まったが、買いは一時的だった。今月6日の上場来高値1582円を更新したことで利益確定売りが出やすかった面もある。

 22年10月期業績予想は、売上収益が134億6400万円(前期比23.4%増)、営業利益が22億700万円(同45.8%増)を見込む。新型コロナウィルス感染症に伴う各種イベントの減少や在宅勤務の長期化の影響を少なからず受けながらも、直営美容室運営事業、フランチャイズ事業、インテリアデザイン事業の3セグメントの業績がいずれも堅調に推移する見通し。配当は28.07円(前期は無配)予定。今期より配当性向30%を目安として配当を実施する。

 同時に発表された21年10月期決算は、売上収益が109億1100万円(前期比13.3%増)、営業利益が15億1400万円(同37.0%増)だった。

提供:モーニングスター社

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