帝人、炭素繊維の製造に際しての二酸化炭素排出量の算出方法を確立

株式

2021/12/16 15:44

 帝人<3401.T>は15日、炭素繊維の製造に際しての二酸化炭素排出量の算出方法を確立し、同社が展開する炭素繊維についてライフサイクルアセスメント(LCA)の対応が可能になったと発表した。

 同社では、炭素繊維の製造に際しての二酸化炭素排出量の定量化を可能とする同社独自の換算システム構築のため、スポーツ・レクリエーション用途や産業用途で使用される炭素繊維フィラメントの製造工程における二酸化炭素排出の評価から着手し、今回、航空機用途向けの炭素繊維フィラメントの評価を完了したことで、あらゆる用途における二酸化炭素排出量の算出が可能になったという。今後は、短繊維やプリプレグなどの中間材料へと対象範囲を順次拡大し、最終製品メーカーなど、サプライチェーンを成すパートナー企業との連携により、同社の炭素繊維製品のライフサイクル全体についても評価を実施する。

 16日の終値は、前日比11円高の1395円。

提供:モーニングスター社

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