明日の日本株の読み筋=地合い好転の流れ続くかに注目

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株式

2021/12/21 16:35

 あす22日の東京株式市場は、きょうの地合い好転の流れが続くかが注目される。21日の日経平均株価は、3営業日ぶりに大幅反発し、2万8517円(前日比579円高)引けとなった。前日に大幅続落した反動で、自律反発狙いの買いが広がった。日本時間21日の時間外取引で米株価指数先物が上げ基調を強め、アジア株高も支えとなり、上げ幅は一時590円を超えた。きのう割り込んだ、心理的なフシ目となる2万8500円をすかさず回復し、いったん落ち着きを取り戻しつつある。海外要因に変調がなければ、戻りを試す動きも予想される。ただし、同水準を超えてくると戻り売りへの警戒感が強まる可能性があり、上値の重さが意識されてくれば、短期筋が売り仕掛けに動くもケースも想定される。

 折しも、クリスマス休暇に入る海外投資家が増えてくる。市場参加者が減る方向にあるなか、商いを伴った展開は期待しにくい。また、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」への懸念も払拭されておらず、なお不透明感を引きずっている。

提供:モーニングスター社

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