<今日の仮想通貨市況>コインベースからBTC大口流出を懸念し、嫌気売り

仮想通貨

2021/12/30 10:10

 30日午前10時5分現在の主要暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=536万7921円(過去24時間比2.16%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=42万713円(同4.02%安)など売り優勢となっている。

 29日、暗号資産取引所大手のコインベース・グローバル<COIN>の口座からクジラ(大口投資家)の4800万ドル強のBTCが流出したと伝わり、主要暗号資産にも嫌気売りが広がっているようだ。

 また、米株式市場では、ナスダック総合指数が続落。ナスダック上場の暗号資産関連では、暗号資産取引所大手のコインベース・グローバル<COIN>を筆頭に、マイクロストラテジー<MSTR>、マラソン・デジタル・ホールディングス<MARA>、ライオット・ブロックチェーン<RIOT>が大幅続落となった。月末に向け機関投資家が暗号資産の一部ポジションを調整し、株式など他の資産クラスに資金を移す動きも続いているようだ。

 このほか、米運用会社プロシェアーズが承認済みのビットコイン先物ETF(上場投資信託)に続いて、メタバース(仮想空間)領域に特化したETFをSEC(米証券取引委員会)に申請したと伝わったことが話題となっている。メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)<FB>やアップル<AAPL>、アマゾン・ドットコム<AMZN>、エヌビディア<NVDA>などのメタバース関連企業の株価を基にした指数連動運用になるという。

(イメージ写真提供:123RF)

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