ハイデ日高が3日続伸、時短営業協力金の計上で22年2月期の経常損益予想を上方修正

株式

2021/12/30 12:42

 ハイデイ日高<7611.T>が3日続伸。29日引け後の決算発表で、22年2月期の連結売上高および営業損益予想は減額したが、経常損益と純損益を引き上げたことが材料視された様子。株価は前日比71円高の1743円まで値を上げている。

 22年2月期第3四半期累計(21年3-11月)は、売上高184億9300万円(前年同期比18.7%減)、営業損益30億9500万円の赤字(前年同期は20億6400万円の赤字)。営業時間・酒類の提供の短縮要請が解除され消費活動も緩やかな回復傾向にあるが、「オミクロン株」の感染拡大もあり、夜間の客数はコロナ以前に戻ってはおらず、また人手不足によるパート・アルバイト社員の確保が十分でないため、多くの店舗についてコロナ前の営業時間に戻すことができない状況が続いている。

 これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の300億円から270億円(前期比8.7%減)に、営業損益を28億円の赤字から31億円の赤字(前期は27億9900万円の赤字)に減額したが、21年1月以降の時短営業協力金等57億円を営業外収益として計上する見込みとして、経常損益を13億円の黒字から27億円の黒字(同27億7800万円の赤字)に引き上げている。

 午後零時39分現在の株価は30円高の1702円。

提供:モーニングスター社

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