<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年GDP見通しを0.36%増に下方修正

新興国

2022/1/4 10:47

 ブラジル中央銀行が1月3日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の22年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の0.42%増から0.36%増に引き下げられた。引き下げは2週連続、1カ月前の予想は0.51%増だった。23年の見通しは1.80%増に据え置かれた。1カ月前の予想は1.95%増だった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の5.03%上昇に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は5.02%上昇だった。23年の見通しは3.38%上昇から3.41%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想は3.50%上昇だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の11.50%に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前は11.25%だった。23年末時点の見通しも8.00%に据え置かれた。据え置きは4週連続。次回2月1-2日会合時点の見通しも10.75%に据え置かれた。据え置きは6週連続となった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.60レアルに据え置かれた。1カ月前は5.55レアルだった。23年末時点の見通しも5.40レアルに据え置かれた。据え置きは4週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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