MDNTが急騰、九州大学と慢性心不全の治療で医師主導第2b相臨床試験に関し契約締結

株式

2022/1/5 10:32

 メディネット(MDNT)<2370.T>が急騰し、一時10円高の61円を付ける場面がみられた。4日引け後、九州大学と、慢性心不全の治療を目的とした再生医療等製品の有効性および安全性を確認する医師主導第2b相臨床試験の実施に向け、医師主導治験実施に関する契約を締結したと発表、買い人気を集めた。

 同製品は、α-ガラクトシルセラミドをパルスした自己末梢血単核球由来樹状細胞を含む製品で、ナチュラルキラーT細胞という免疫細胞の活性化による慢性炎症制御に基づく新しい慢性心不全治療を目的とした再生医療等製品。既に実施された医師主導第1/2a相臨床試験において、慢性心不全患者に対して安全であることが確認されており、今回の試験では同製品の慢性心不全に対する有効性および安全性を評価する。同社では、今回のに基づき、第2b相試験に用いる同製品の製造・供給を行う一方、第2b相試験の結果を同製品の製造販売承認申請などに使用する権利について、九州大学と独占的に交渉できる権利を獲得する。

 午前10時32分時点の株価は、前日比3円高の54円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ