今晩のNY株の読み筋=米12月CPIやNATO・ロシア協議に注目

株式

2022/1/12 17:09

 12日の米国株式市場は、米12月CPI(消費者物価指数)が注目となる。市場予想の平均値は前年比7.0%上昇と、11月の6.8%上昇を上回る見通しで、予想通りなら高インフレが意識される。ただ、前日のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の証言は目新しい発言がなく、市場の反応は限られた。きょうのCPIも市場予想と大きくカイ離しなければ、市場も冷静に受け止めるとみられる。

 一方、きょうはNATO(北大西洋条約機構)とロシアがウクライナをめぐる紛争ぼっ発を防ぐために協議する。進展がみられれば市場に安心感が広がるが、難航するようだとリスク回避の動きが強まる可能性がある点は留意したい。

<主な米経済指標・イベント>

米12月CPI(消費者物価指数)、米12月財政収支、ベージュブック(米地区連銀経済報告)

NATOとロシアがウクライナをめぐりブリュッセルで協議

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ