(再送)エムスリーが急落し昨年来安値、22年3月期3四半期累計は大幅増収増益も材料出尽くし感

株式

2022/2/3 14:18

 エムスリー<2413.T>が急落。2日引け後の決算発表で、22年3月期3四半期累計(21年4-12月)の連結業績(IFRS)は大幅な増収・増益を達成したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比496円安の4010円まで値を下げ、1月27日の昨年来安値4126円を更新している。

 22年3月期3四半期累計は、売上収益1541億6900万円(前年同期比24.6%増)、営業利益846億2700万円(同99.3%増)。製薬会社向けのマーケティング支援の堅調な需要で「メディカルプラットホーム」が営業利益307億9500万円(同12.1%増)と順調に推移した一方、提携医療機関の増加に加え、新型コロナウイルスのワクチン接種支援プロジェクトの拡大により、「サイトソリューション」は営業利益が45億5400万円(同3.0倍)に伸長。「海外」は、中国で事業を運営する子会社を傘下に持つMedliveが香港証券取引所に上場したことに伴う利益を計上したこと等により営業利益は414億7300万円(同5.0倍)に増大。全体として営業利益は倍増した。

 22年3月期の通期予想については、第4四半期(22年1-3月)も成長を持続する見込みだが、変動要素が多いため未定としている。

午後2時18分現在の株価は419円安の4087円。

提供:モーニングスター社

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