明日の日本株の読み筋=選別物色か、3連休前で米1月CPI控え買い限定も

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2022/2/9 16:34

 あす10日の東京株式市場は、選別物色か。決算発表ラッシュで個別株物色の色彩が強まるとみられるが、3連休を前にして、10日には米金融政策の判断材料として重視視される米1月CPI(消費者物価)の発表を控える。結果を見極めたいとの空気が広がる可能性があり、積極買いは限定されよう。市場では、「3月開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を通過するまではリスクを念頭に置くべきだろう」(準大手証券)との声が聞かれた。

 9日の日経平均株価は大幅続伸し、2万7579円(前日比295円高)引け。8日の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、買い優勢で始まった。いったん伸び悩む場面もあったが、決算絡みの買いは根強く盛り返した。時間外取引で米株価指数先物が上昇し、アジア株高も支えとなり、大引け近くには上げ幅が一時340円を超えた。チャート上では、下向きの25日移動平均線(2万7691円)に近づき、目先の抵抗線として意識される。

提供:モーニングスター社

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