フジシールが急落、22年3月期の営業利益予想を下方修正し、一転減益に

株式

2022/2/10 13:22

 フジシールインターナショナル<7864.T>が急落。9日引け後の決算発表で、22年3月期の連結営業利益予想を下方修正したことが嫌気された様子。株価は前日比216円安の1974円まで値を下げている。

 22年3月期について、予想売上高は1700億円(前期比3.9%増)で据え置いたが、営業利益を136億円から105億円(同15.5%減)に引き下げ、一転して減益を見込んでいる。売上高は、日本、欧州、アセアンの未達分を米州が補い、想定線は確保できる見通し。一方、営業利益は、原材料価格と物流費等の上昇が複数回に渡り継続して発生し、全地域における取引先への価格改定の交渉には取り組んでいるが、利益改善効果が出るまでに想定よりも長期間かかる状況となっていることが主な要因。22年3月期第3四半期累計(21年4-12月)は、売上高1275億1700万円(前年同期比5.3%増)、営業利益95億1200万円(同0.9%減)だった。

 午後1時16分現在の株価は201円安の1989円。

提供:モーニングスター社

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