明日の日本株の読み筋=ウクライナ情勢にらみの展開続く

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2022/2/21 16:30

 あす22日の東京株式市場は、ウクライナ情勢にらみの展が続こう。現地21日の米国市場はプレジデントデーの祝日のため休場となり、手掛かり材料に乏しい。国内では23日(天皇誕生日)の祝日を控えており、積極的な売買は期待しにくい。ただし、市場の目はウクライナ情勢に注がれており、その動向いかんでは揺れる可能性もある。

 21日の日経平均株価は大幅に3営業日続落し、2万6910円(前週末比211円安)引けとなった。朝方は、ウクライナ情勢の緊迫化からリスク回避姿勢が強まり、下げ幅は一時570円を超えた。ロシアとベラルーシはウクライナの国境付近で実施している合同軍事演習について、20日に終了する予定だったが、これを延長。ウクライナ進行への懸念が強まった。その後、「マクロン仏大統領は、バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領による首脳会談を提案し、双方がこの案を受け入れた」などと伝わり、時間外取引の米株価指数先物の上げ転換とともに、下げ幅を120円強まで縮小した。

 市場では、「首脳会談への期待はあっても解決するかどうかは不透明で霧が晴れない」(準大手証券)、「これからどんなニュースが出てくるか分からず、不安定な動きが続きそうだ」(中堅証券)などの声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

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