富士通が急伸、早期退職優遇制度の拡充を材料視

株式

2022/3/9 12:33

 富士通<6702.T>が急伸。8日引け後に発表した、セルフ・プロデュース支援制度(早期退職優遇制度)の拡充が材料視された様子。株価は前日比1170円高の1万6330円まで値を上げている。

 今回、セルフ・プロデュース支援制度の対象者となったのは、同社および同社の国内グループ会社に所属する主に50歳以上の幹部社員(正規従業員、定年後再雇用従業員)で、22年2月28日までに3031名が応募。DX(デジタルトランスフォーメーション)企業への変革をさらに加速させるための人事施策の一環で、22年3月期に650億円を営業費用として計上する。

 これにより、22年3月期の連結業績予想について、売上高は従来の3兆6300億円(前期比1.1%増)で据え置いたが、営業利益を2750億円から2100億円(同21.1%減)に減額。しかし、翌期以降の収益力向上への期待が膨らんだ印象。

 午後零時30分現在の株価は945円高の1万6105円。

提供:モーニングスター社

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