<今日の仮想通貨市況>米暗号資産関連銘柄に買い戻し

仮想通貨

2022/3/16 10:58

 16日午前10時55分現在の主要暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=465万7501円(過去24時間比1.13%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=31万1643円(同3.35%高)などとなっている。

 15日は、ウクライナの戦況悪化を背景に逃避資金が暗号資産に流入する流れが一服。アジア株安や欧州株の売りが先行する場面では、ビットコインもツレて軟化したが、その後、原油先物価格が下落し、インフレ懸念が後退することを好感する形で米株式市場が上昇。暗号資産関連銘柄もコインベース・グローバル<COIN>をはじめ軒並み買い戻される展開になり、主要暗号資産をサポートした。

 このほか、イーサリアムの開発責任者が15日、コンセンサスレイヤー(旧イーサリアム2.0)移行に向けた大型アップグレード「マージ(統合)」のテストネット(環境)である「キルン」が無事公開されたと発表した。「マージ」では、イーサリアムの現在のコンセンサスアルゴリズムであるプルーフ・オブ・ワーク(取引・送金データをブロックチェーンにつなぐ仕組み)を採用している現在の実行レイヤー(イーサリアム1.x)とコンセンサスレイヤーを統合させることで、プルーフ・オブ・ステークに移行する。「マージ」が実現されれば、より安全なネットワークとなり、99.98%以上の電力使用量が削減できるという。

(イメージ写真提供:123RF)

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