日立造、「メタン酸化触媒システム」に関する基本設計承認を取得

株式

2022/3/17 15:57

 日立造船<7004.T>は16日、商船三井<9104.T>、ヤンマーパワーテクノロジー(YPT、)の3社が、日本海事協会から、LNG燃料機関から排出されるメタンを酸化させることでメタンスリップを削減する「メタン酸化触媒システム」に関する基本設計承認を取得したと発表した。

 今回は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)から公募された「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発」において、「触媒とエンジン改良によるLNG燃料船からのメタンスリップ削減技術の開発」として採択されたプロジェクトの一環。同事業では、21年度から26年度までの6年間で同コンセプト設計の実機実証を行うと共に、メタン酸化触媒とエンジンの改良を組み合わせることでLNG燃料機関のメタンスリップ削減率70%以上を実現しLNG燃料船のさらなる環境負荷低減を目指す。

 メタンスリップとは、LNG燃料中のメタンの一部が未燃のままメタンとして大気中に排気されること。

 17日の終値は、前日比33円高の746円。

提供:モーニングスター社

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