インパクトHDのWeb特集ページ公開、今後の成長ビジョンとは

株式

2022/3/23 9:14

 インパクトホールディングス<6067.T>の福井康夫社長とモーニングスターの朝倉智也社長との対談動画や、その内容をまとめたWeb特集ページが23日に公開された。

 同社はデジタルサイネージをはじめ、ラウンダー、覆面調査、販促ツール・ノベルティ製作など、消費財メーカーや流通小売店舗向け販売促進の支援サービスを手掛ける。21年12月期は新ツール「店舗データベース(店舗DB)」を軸としたサービス展開が効果を上げ、連結売上高は133億3300万円(前期比20.3%増)、営業利益は16億7800万円(同62.9%増)と、ともに過去最高を更新した。

 「店舗DB」は同社が創業から一元管理する累計860万件以上の販促活動の定量・定性データに、人口動態、産業構造、商業統計調査などオープンデータおよびリアルタイムの出店・閉店など店舗情報を組み合わせ、その上でAI(人工知能)を使って効率のよい販促施策の企画・立案を行うツール。同社は22年12月期以降も「店舗DB」を軸としたサービス展開を推進し、さらなる成長に臨む構えだ。

 福井社長は対談で、「今後、『店舗DB』を最大限に活用し、販促プロモーションにおける上流領域での存在感を拡大し、単なる受託請負ではなく、顧客と一緒に課題解決に取り組む販促プロモーションパートナーを目指す。『SDGs(持続可能な開発目標)販促』として、無駄、非効率の削減も追求していく」と話した。

 22年12月期は売上高160億円(前期比20.0%増)、営業利益22億円(同31.1%増)を計画する。さらに、中期経営計画では26年12月期の売上高300億円、営業利益60億円を目標としている。対談の最後に福井社長は、「21年は『店舗DB』を中心に非常に大きな価値を提供できるようになった1年目だった。22年、23年は今後の大きな飛躍に向けたポイントとなる年度として、『店舗DB』および当社の価値をより高めていけるようしたい」と語った。

提供:モーニングスター社

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